チームプレイだからこそ悩んでしまう「人間関係」
チームワークが重要
患者さんにとって最適な治療をするためにはスタッフが個別に仕事に勤しむのではなく、チームとなって患者さんと向き合うことが大切です。なぜなら、患者さんの情報を共有したり、治療方針を相談したりすることで適切な治療ができ、体調回復へとつながるからです。そのためには人間関係が良好であることがポイントとなりますが、人間関係が良好かどうかは表面上からは判断できません。一見すると何も問題がないように見えていても、実は人間関係のトラブルが頻発している!ということもあるんです。
「価値観の違い」
人間関係のトラブルといっても先輩看護師にいじめられる「先輩後輩のトラブル」やライバル意識から人間関係が悪化する「同期間のトラブル」などその内容は様々ですが、これらのトラブルはそ知らぬふりをしていればいつの間にか解決しているのでそれほど重く考えることはありません。問題は「看護に対する価値観の違い」です。
患者さんが体調を回復して元気に退院するためにはスタッフの団結が必要不可欠ですが、価値観が違うと患者さんの対応の仕方も違ってくるため、意見が合わず非常にやりにくくなってしまうんです…。
たとえば、頻繁にナースコールを鳴らしてくる患者さんの対応の仕方や介助の程度について。
「患者さんにはできる限りのケアをしてあげたい」と考える看護師は、ナースコールが鳴ったら容態が何ともなくても様子を見に行ったり、リハビリに差し支えない範囲で患者さんに手を貸したりするのは当然のことですよね。しかし、「回復するためには自力でできるようになることが大切!」と考えている看護師は、ナースコールを1日に5回以上鳴らす患者さんは無視する、車いすに自力で乗れるようになるまで手を貸さない、などの対応をするため、意見が合わなくて当たり前ですよね。同期であれば、患者さんの対応について話し合うこともできますが、先輩看護師には反論することはできません。逆に嫌味を言われたり、余計な仕事を押しつけられて患者さんの看護をする時間を取り上げられてしまう可能性もあります。
人間は1人ひとり考え方が違うので価値観が違うのも仕方がないことですが、人と向き合うことが仕事である看護師にとって価値観の違いはトラブルに発展する可能性が高いです。
「女性特有の問題」
看護師の8割は女性だといわれています。女性が多いとどうしても派閥のようなものができてしまいますよね。派閥に属さない人は仲間外れにされたり、派閥が違う先輩とは話をしてはいけなかったり、先輩の悪口に賛同しないといけなかったりなど、派閥が原因で人間関係が複雑になっていじめに発展してしまうこともあるんです。
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チームプレイだからこそ悩んでしまう「人間関係」
適切な治療をするためには人間関係が重要ですが、看護に対する価値観の違いや女性特有の人間関係などで関係が悪化してしまうことがあります。人間関係が良好かどうかは表面上では見えないため、トラブルがないと思っていても実は水面下でトラブルが頻発している…ということも。