モチベーションを大きく左右する「職場環境」
看護師の仕事は多岐に渡っている
診療のサポートや患者さんのお世話など看護師の仕事は多岐に渡っています。毎日、血圧や体温、脈拍などのバイタルサインの測定や医師の診察のサポートをし、その後医師の指示のもと点滴などの医療処置を行ったり患者さんの日常生活の介助をしたりと休む暇なく次から次へと仕事をこなしていきます。それ以外にもパソコンで看護記録を書いたり定期的に行われるカンファレンスに参加したりもします。仕事量が多く、看護・医療の質が問われるので「看護師の仕事は激務だ」と言われているんですね。そんな激務な看護師にとって職場環境は働きやすさを左右する重要なポイントです。しかし、残念なことに職場環境について悩みを抱えている人ってわりとたくさんいるんです。
休日についての悩み
激務な看護師だからこその悩みが「休みが取りにくいこと」です。看護師は需要が高いので就職先に困ることはありませんが、常に人手不足なのでギリギリの人数で運営している病院もたくさんあります。体調を崩して急に休んでしまうと、その分他の看護師がフォローすることになるので、仕事量が通常よりもオーバーしてさらに忙しくなってしまいます。そうなると定時で帰るのは…難しいですよね。
なので中には「他の人に迷惑をかけるのが申し訳ないから」という理由で、体調を崩していても薬を内服しながら無理して働く人もいます。
夜勤についての悩み
ほとんどの病院は24時間365日対応なので、日勤と夜勤の交代制勤務を採用しています。夜勤に入ると本来寝ている時間に起きて仕事をするので、生活リズムが狂います。それが続くと徐々に体内時計がずれて身体に負担がかかってしまいます。最近は2交代制を導入しているところも多いですが、1回の勤務が16時間ほどと長いので、「疲れがなかなか取れない」「夜勤明けも勤務になるので十分に休めない」と疲労を感じている人も少なくありません。
子育てとの両立についての悩み
仕事と子育ての両立について悩んでいる人もいます。看護師は女性の割合が多いので、子育て世代も働きやすいように託児所を併設している病院もありますが、残念ながらまだ整備されていない病院の方が多いんですよね。託児所がない場合は一般の保育園に預けることになりますが、夜勤や休日には対応していないので家族や民間のサービスを頼ることになります。
また、子供は急に体調を崩すこともありますし、学校行事などで休みを取らないといけないこともあります。でも、ギリギリの人数で運営している病院は休みを取ること自体が難しいので「周りに迷惑をかけてしまう」と罪悪感を抱えながら働いています。やりがいよりも申し訳なさが先に立っているので、モチベーションもなかなかアップしません。
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チームプレイだからこそ悩んでしまう「人間関係」
適切な治療をするためには人間関係が重要ですが、看護に対する価値観の違いや女性特有の人間関係などで関係が悪化してしまうことがあります。人間関係が良好かどうかは表面上では見えないため、トラブルがないと思っていても実は水面下でトラブルが頻発している…ということも。